あるファストフード店での話。

僕はレジに並んで注文をする順番を待っていました。
僕の前は、海外の方(女性)で、日本語があまり話せない方。

レジ担当は若い男性スタッフ。
海外の方は、注文をする際、あまり言葉が出来ないなりに商品を指差ししていたが、若いスタッフは、早口の日本語でまくし立てる(ソースやトッピングなんかを聞いていた)。

もちろん、海外の方は聞き取れないし、分からないといったリアクションをしていたが、その姿を見たスタッフが明らかにイライラした表情をし、その感情を海外の人にぶつけるかのように強い口調で説明していた。

横から別のスタッフがフォローしたことでなんとかその場は収まったが、非常に後味の悪い場面でした。



その男性スタッフが、どのような思いで仕事をしているのかは伺い知ることは出来ないが、少なくとも接客業で働く人としての姿勢ではないと思います。海外の方もそうですが、お年を召した方も、なかなかお店の使い方が分からないという人は非常に多い。

こちらの一方的なルールや、言葉を押し付けてしまうのは、お客様に寄り添えていないことの証であると思います。自分の店舗でも、このようなことが起きていないか、良く考えてみてほしい。

僕らのお店は、従業員の自己実現の為に存在するのと同時に、お客様の為に存在することを忘れてはいけない。